試される大地で試されてる人

分析屋さんだったりマーケ屋さんだったりする人が暇なときに適当なことを書くブログです。

大阪都構想住民投票は人口比の問題だったのか?

大阪の住民投票、結果が出て大阪都構想は否決となりました。

それに対しすでに様々な人が色んな意見を書いているようですが、大阪都構想賛成派の人は大体「シルバーデモクラシー」と言う扱いで見ているようです。

数が多いくせに未来のない老人たちはリスクを取らず保守的で既得権益が大事だからこうなったんだという論調ですね。

otokitashun.com

 

そんな記事を見てふと思いついたことがあって調べてみました。

 

大阪市の年代別人口構成比を引っ張ってきて

大阪市市政 年齢別推計人口

 

今回の年代別賛否比率を記載している記事を探して

www.asahi.com

 

仮にそのまま比率を出してみると・・・

f:id:aaa_uchi:20150518005504p:plain

はい、よくわかりませんね。

 

めんどくさいので数値を貼ると

年代 人口 賛成 反対 賛成人数 反対人数
20代 325,010 61% 39% 198,256 126,754
30代 379,719 65% 35% 246,817 132,902
40代 408,282 59% 41% 240,886 167,396
50代 304,597 54% 46% 164,482 140,115
60代 352,285 52% 48% 183,188 169,097
70代以上 480,003 39% 61% 187,201 292,802
合計 2,249,896     1,220,832 1,029,064

となっていて、
賛成:1,220,832
反対:1,029,064
で理論上勝てたんですね。

まぁ投票率100%なんてあり得ないし結果として負けてるんだからそこをぐだぐだ言っても始まらないわけですが。

結局今回反対者が多かった高齢層に対する若年者層が弱かったのは人口比率ではなく投票率の問題だったんじゃない?と言う素朴な疑問を調べてみただけです。

人口構成比は覆らない(高齢者の死亡率がいきなり高まったりすれば別ですが)ので、やっぱり地道に若年層の投票率を高めていくしかないんだなぁと当たり前のことを感想としておこうかと。

 

ちなみに札幌住まいなので大阪のことはあまり影響しないのですが、個人的には賛成派だったので残念でした。